美術展レビュー:線と言葉・楠本まきの仕事展
先週の土曜、健康診断のため都内に行き、夕方まで時間があったので弥生美術館@根津の楠本まき展にいってきた。
弥生美術館は東大の裏にある美術館で漫画、イラスト系の展覧会が多い。
常設展は竹久夢二で、日本のポップカルチャーをみる美術館である。
私自身は、世代ではないのであまり存じ上げないが、「赤白つるばみ 裏」が周囲のフェミニストの間で評判で読んでみようと間違えて赤白つるばみ単体を買って読んでいる、ぐらいのライト層である。
ゴシック、耽美、退廃、観念的な世界観とアートワークの緻密さに驚いた。
漫画家の原画展でエッチングが何点も展示されるのは珍しいのでは、と感じる。
また、セリフの配置のミリ単位での修正指示や装丁のデザイン指示など職人的だった。
矢沢あいやCLAMPが好きな人と相性が良さそうな、絵として完成されてる強さがあり、美大出身者かと思ったが経歴をみるとお茶の水女子大の哲学科中退らしい。
たしかに作品の中の言葉選びが抽象度が高くて観念的だと感じたのでそのエッセンスは感じる。
こんな人が週刊マーガレットで連載してるなんて、なんて時代だったんだろうと思う。
楠本まき展は弥生美術館で2022年12月25日まで。
習慣化が流行る時代
最近習慣化させる仕組みを売る文言が増えたなって思う。
具体的には忘れたけど、特典の文言で目につく。
一昔前は〇〇力という言葉を使って「継続力」「意思力」のような表現だった気がするんだけど、人は力ではなくシステムを信じるようになったらしい。
というか、自分を信じられなくなった時代なのかもしれない。
風の時代とか、コロナとか。
見えないものがおおすぎて先が見通せないからだろうか。
目先の暮らしだけでもコントロールしたいという慎ましやかで切なる願いの元なのかもしれない。
習慣化という仕組みの問題にしたらプロットできるかどうかになると技量が問題になるから客観的に解決はできるけど、その分自己責任が強まる気がするので怠惰な人間であるわたしは賛きれないが。
ダイエットを、節約を、と思うのに欲張りに食べる私のような人間に易しい世界であってほしい。
自分の口にいつか殺される
余裕がなくなると、口数が多くなる。
そんなときの言葉選びはうまくいかない。
いつか私は自分の口に殺される。
本業が忙しくなって体力が追いつかない日のメモです。
最適な睡眠時間
こんなに寝たんだ!と息巻く人とこんなに寝てないんだ!という人の根底は同じということ。
たかが睡眠時間でマウントをとらなくてもと思うがそれほど体質には個体差があって世の中は(こと日本において)一律なアウトプットしかされてないがゆえの主張なのだろう。
あとよく寝る人と寝ない人の定義って分からないなあと。
わたしは平均8時間ぐらい寝たら精神的にも落ち着くし頭が冴えてるが、7時間前半にが続いたり6時間になってしまうと途端に仕事中は眠気だらけ夜は眠気にやられて家のことをまともにせず、スマホをだらだらいじる体力しか残らない。
目覚ましをかけずに寝てもリズムが固定されがちだからか、寝溜めはできない。
そういう時にむしろ10時間で起きちゃうの?と言われてもなあと。
みんな、誰かが傷つくリスクが低いからって睡眠時間でマウントをとるのはやめてくれ…。
体が強くない人の心掛け
本日日曜日は、自宅で寝て起きてご飯食べてテレビを見る完全オフの日。
映画館にでもいこうかとおもったが、予定を入れるときっとついでの買い物も増やしてさらに疲れるのではないかと危惧して取りやめ。
わたしは体強くなく、体力があまりないので週末2日間ともフルで活動すると平日に疲れが出たり、家のことが滞るのでそういう調整をして生きてる。
昨日今日に始まったことではなくて中学生からその気があってよく部活の仲間に土日に遊びに誘うなとお願いしていた記憶がある。
そのせいか、ほぼ人と遊んだ記憶がない。
他の人からはそんな話聞いたことがないから体の疲れに対しての不快指数に敏感なんだろうなと思う。
やってよかったボーナス課金
11月半ばになり、ちょっとずつ今年の終わり、年末を意識するようになってきました。
民間企業に勤めるOのLなので、12月のボーナスが自分の中でチラついてきました。
過去のボーナスをどうつかってたかなと振り返ると、ものよりも経験と体験に使ってた気がします。
・半年間のファッションテイスト診断88診断の講座
・2ヶ月間のパーソナルトレーニング
・1年間のコーチング
・対話型鑑賞ファシリテーター養成講座
細々としたものを買い結局散財する人間ですが、まとまったお金については自分の基礎を見直すことに使えてよかったなと思います。
テイスト診断を勉強して自分がうまく着こなせない服を買うことは減りましたし、パーソナルトレーニングではリバウンドはしましたがそもそも運動嫌いで苦手意識が強い人間でもリードしてくれる人がいれば達成感を感じながら前向きに運動できることをしれました。
コーチングを受けたことで漠然とした悩みが自分の中で爆弾のように急に破壊力をもって投下されてネットサーフィンしながら悩む時間が減りました。
対話型鑑賞ファシリテーター養成講座を受けたことで自分の思考の癖や傾聴する方法を学び仕事にもプライベートにも生かせそうだなと思います。
同年代の人たちはどうボーナスを使ってるのかわかりませんが、まとまったお金が得れる機会はたくさんあるわけではないので投資として使うことも視野に入れるとよいと思います。